物語のある日々--フリーランス編集者になって

フリーランスの編集者、撮影コーディネーターとして2017年3月に独立。「物語の感じられるもの」を自分のテーマに手探りでお仕事奮闘中。

脳のおばちゃん化

 

 

先日、仲の良い同世代の女性フォトグラファーさんのスタジオにお邪魔して

二時間以上ダラダラと喋っていたのですが

彼女から

「脳のおばちゃん化」

という凄まじいワードが飛び出しました。

 

彼女はフリーランスの大先輩。

色々とお話を伺っている中で、

私が「意識して、相手の話をすぐに否定しないように心がけようと思っている」

と言った時に

「そうそう!私も同じ!否定って “脳のおばちゃん化” の始まりだよね!」と。

 

 

 

「脳のおばちゃん化」……

 

なんてパワーワードなの……

 

その言葉のインパクトにガツンと頭を殴られたような衝撃を受けましたが、

正しくその通りだよなーと思いました。

 

 

私は前々から自分の口癖が「でも」であることに気づいていました。

嫌な口癖だな~と思っていて、

なんとか「でも」を減らそうと意識しています。

 

 

全てのことを鵜呑みにするわけではなくて、

世の中で起こっていること全てを肯定するわけでもなくて、

常識と言われるものに対して違った見方もできるようになりたい、

自分なりの考えを持てるようになりたい、と思っているのですが、

目の前で、私に向かって話をしてくれている人に対しては

即座に「でもさ、それってさ~……」と否定から入ることは止めようと。

 

一旦受け止めて、自分の中で咀嚼して

「なるほど、そういう考えもあるんだなー。それに対して、私はこう思うなー」って感じで

考えられるようになりたいな、と。

 

誰だって、自分の意見に対して即座に「それは間違ってる!」って否定されたら

「なんだよっ!」って戦闘モードになるか、

シュン……って悲しくなっちゃいますよね。

私にも経験あります。

 

一旦受け止めた上で意見を言ってもらえると、

結果的にその内容が否定であっても、

一度自分のことを受け止めてもらったということで気持ちが和らぎ

それからも良い話し合いができるのではないかと。

 

最初から「でも!」って否定から入ってしまうことは

もしかしたら、新たな意見や見方を潰してしまうことになりかねないのではと思います。

 

人間は自分が可愛いので、

自分を守るために、自分の中にないものを排除しようとします。

私の場合、否定の後に続くものは、単なる逃げの言葉であることが多い。

自分にはなかった考えだから、

自分では出来そうにないことを相手がやっているから、

自分が傷つかないために相手を否定して、自分を安全な場所に置いておく。

 

傷つかないから、楽ではありますが

そこに成長する要素は少ないと思います。

自分を守るために成長することを止めてしまうことを、

彼女は「脳のおばちゃん化」と言ったのだと思います。

 

 

もう世間からは “おばちゃん” と呼ばれる年齢に達している私。

脳くらいはおばちゃん化しないように心がけたいです。

自分を守るための否定をした時に

「あ、脳がおばちゃん化しようとしている!危ない危ない!」

って気づけるようになりたいなー。

 

それにしても、やっぱり凄いパワーワードだな(笑)。

 

 

 

 

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上の写真は、数年前に沖縄に撮影に行った時

行きの飛行機の中で撮影した雲海。

色々とトラブルもあった撮影でしたが

それも今となってはとても良い思い出です。

 

 

 

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